キャッシュバックキャンペーンはFX会社にとって赤字


2006年くらいからFXブームが巻き起こり、まともなFX会社は急激に売上(営業収益)を伸ばしました。

利益も出てきましたので、マーケティング予算を増やす会社が出てきました。

単にアフィリエイトやバナー広告、雑誌広告だけではなく、より直接的なマーケティング活動が一般的になりました。

それは・・・

口座開設すると、◎◎円キャッシュバック!

口座開設すると、うどんプレゼント! ←これMJという名古屋の会社がやってましたね。

 

この頃は、取引も必要なく口座開設するだけで5,000円くらいのキャッシュがもらえるなど、かなりおいしいものでした。

FX業界の競争激化もあり、今ではそんなキャッシュバックはなくなりました。いまはだいたい●ロットの取引で2,000円から最大12,000円とか、取引条件連動型がほとんどです。

ちなみにFX会社はキャッシュバックキャンペーンについて景品表示法と、金融先物取引業協会の出しているこの通達文書に縛られている(はずです)。

 

さて、このキャッシュバックキャンペーンをFX会社サイドはどのように捉えているのでしょうか?

競合他社が軒並みキャッシュバックをやっているので、自分たちもキャンペーンをしないとそれだけで口座開設申込件数が減ってしまう・・・やらざるを得ないか・・・

という感じでしょうか?

 

しかし、個々で見るとキャッシュバックって口座開設後しばらくは赤字になってしまうようなものなのです。

例えばSBI FXトレードのキャンペーンですが、1月末までに口座開設をして、3月1日までに100万通貨取引すると2,000円がキャッシュバックされます。

ドル円で1万通貨のスプレッドは0.11銭の原則固定ですから、買った瞬間に売るという取引をしたとすると、1万通貨で毎回11円の損失となります。

100回繰り返すと出る損失は1,100円、もらえる金額は2,000円となりますので、900円が儲かることになります。

FX会社にとってみたら、これでは黒字にはなりません。キャンペーンで獲得したお客さんがその後も取引を継続してくれることでようやくFX会社にとってプラスになってくるのです。

 

FX会社も競争が激しいので、このようにしのぎを削っているのです。

しょぼい取引システムの会社、サービスの悪い会社はその後の継続的な取引につながらず、ただ赤字のキャッシュバックキャンペーンになってしまうという例は多くあると思われます。

 

しかし、FXの投資家の立場からキャッシュバックキャンペーンに対して、気をつけなくてはならないことがあります。

次回の記事でこれをお伝えいたします。

 
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執筆者紹介

 大学卒業後、投信会社、銀行で為替・金利トレーディングを歴任。

2005年末にFX会社に移り、日本初のバイナリーオプションの導入に携わる。その他、カバー取引、お客様窓口、取引システムの営業、経営戦略、マーケティングなど様々な業務にあたる。雑誌取材やセミナー講師などの経験も多数。

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