含み損部分は信託保全されません


通りすがり様からいただいたコメント内の質問のひとつに信託保全のことがありました。

 

FX会社が信託保全している金額に含み損益が加味されているのか?ということです。

 

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例えば証拠金を100万円、FX会社に入金して取引を開始します。

ドル円の売りポジションを90円ちょうどで持って、現在は含み損で苦しんでいます。

含み損が50万円もあり、証拠金有効残高は50万円まで減ってしまいました。

いままでの反動からもう少し下がるのではないかと期待はしていますが、

思い切りがつかず、損切りできずにいます。

 

このとき突然、取引していたFX会社が経営破たんしてしまいました。

どのようなことが起きるのでしょうか?

(あくまで仮想上のシナリオです。現実に信託保全のスキームがどう働くかは私もはっきりとは分かりません)

 

3月20日

取引していたFX会社の経営破たんのニュースをインターネットで見る。

取引システムはしばらくログインできていたので、ポジション清算の注文を出すが、全然受け付けられない。

数時間後に取引システムにログインできなくなり、電話も話中でまったくつながらない。

3月21日

引き続き取引システムにログインできない状態が続き、電話もつながらない。

夕方にFX会社からのお詫びのメールが来る。

「お客様からお預かりしている証拠金についてはXX信託銀行にて信託保全されていますので、受益者代理人の指示の元、返金されます。」

3月30日

受益者代理人という弁護士からメールが届く。

「保有しているポジションは3月19日午前6時のレートで清算されたという計算を行います。その計算にもとづいて、証拠金の返金をご登録の銀行口座に行います。銀行口座に変更がある方は当弁護士事務所までお知らせください」

5月15日

銀行口座に49万円あまりの金額がようやく返金されてきた。

 

現実にそのような事態が起きたら、どうなるかは私も分かりませんが、

信託保全されている金額は証拠金有効残高、つまり証拠金額に含み損益を加味したものになります。

まだ受け取っていないスワップポイントも加味されています。

 

先程の例とは反対に、含み益が50万円あった場合は、

150万円が戻ってくることになります。

 

場合によっては、ポジションごとほかの会社に移管できる可能性もあるかもしれませんが、

ほとんどの場合はポジション強制決済されてしまうと思います。

 

実際に返金されるまでには相当の時間が掛かることが予想されます。

受益者代理人は返金するべきリストをFX会社から取り、

まずは名寄せや連絡が取れるのかどうかからチェックを始めるはずです。

口座数が多ければ多いほど、そのチェック作業に時間が掛かるはず。

またポジションを決済する作業にもカバー先との調整を含め、時間が掛かると思われます。

 

信託保全はFX, CFDにおいて義務付けられているので、

日本の業者であれば、まちがいなくしているはず(と信じたい)

信託保全はされていないよりはされていたほうが100倍ましですが、

結局、取引が強制決済されたり、なかなか資金が返ってこなかったりするので、

つぶれなさそうな会社を選ぶことはやっぱり大切です。

 

私が押しているのは、SBI FXトレード

SBIホールディングスがバックにあるので、信頼性は充分だと思います。

 

 

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執筆者紹介

 大学卒業後、投信会社、銀行で為替・金利トレーディングを歴任。

2005年末にFX会社に移り、日本初のバイナリーオプションの導入に携わる。その他、カバー取引、お客様窓口、取引システムの営業、経営戦略、マーケティングなど様々な業務にあたる。雑誌取材やセミナー講師などの経験も多数。

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