バイナリーの自主規制は金融庁の意向です(たぶん)


まだまだバイナリーオプションの記事を続けていきますね。

IG証券がバイナリーオプションを日本に持ち込んでから、その商品性の分かりやすさに注目が集まりました。

そしてハイロー型(固定オッズ方式)の後発組が次から次へとサービスをスタートさせたのです。

 

新聞等でご覧になったことがあるでしょうか?

バイナリーオプションはまもなく、金融先物取引業協会が自主規制ルールを正式に定めることになります。

ハイロー型が禁止だとか、短時間で終わるバイナリーの提供を禁止だとか・・・

でもなんでこんな自主規制をFX会社が集まって決めるのでしょうか?

だんだんランクが上がってまいりました。いつもありがとうございます。
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私がIG証券のバイナリーオプションを押している理由

 

バイナリーオプションがここまで広まったのは、IG証券の力ではなく、

ハイロー型の分かりやすさと、それを積極的にプロモーションした後発組の力によるところが多いと思います。

 

IGにいた私としては、より賭博性の強い(ギャンブルっぽい)バイナリーオプションが広まっていくのをちょっと苦々しく思っていました。

なぜかというと、金融庁(「当局」と業界では呼ばれます)が、バイナリーの禁止などの規制を加えてくるのではないかと恐れていたのです。

 

IGがバイナリーオプションをはじめるに当たっては、

  • オプション理論(ブラックショールズ)に基づいて価格がリアルタイムで計算される
  • 顧客は原則としていつでも反対売買できる
  • 保有ポジションのヘッジなどに用いることができる
  • 偶然による結果にならないよう期間は短くしない
  • 清算価格の判定は自社レートを使わず、Bloombergなどの第三者のレートを使用する

あたりを気をつけていました。

 

しかし、後発組はこれらを見事にすっ飛ばして提供を始めました。

なので、後から規制が掛かってくるのを恐れていたのです。

 

ちょっと話は変わりますが、私がまだIGマーケッツ証券に勤めていた頃、

アフィリエイトに対する自主規制について、金先協会で話し合ってきました。

(この件はまた別途記事にしようかと思っています)

なんでアフィリエイトに自主規制を掛けようという議論が始まったかというと、

当局、すなわち金融庁が自主規制でやりなさいよと暗に金先協会にほのめかしてきたからです。

 

もっと前の話、レバレッジ規制ですが、

実は金融庁による法規制が入る前に、金先協会で自主規制の議論が進んでいました。

この議論の発端も金融庁の陰なる指導です。

レバレッジ規制は明らかにFX会社の収益源につながるため、議論をうまくまとめることができませんでした。

そうしているうちに当局は業を煮やしたのか、法律でズバッと規制を入れることになってしまいました

(そうだ、この件も記事にしよう・・・)

 

金先協会及びFX会社は、時間が掛かるとより厳しい規制が法律的に入ってしまうという苦い経験をしました。

この反省から、自主規制の打診が金融庁からあると、あまり逆らわずにうまい落としどころを見付けようとするのです。

 

話をバイナリーオプションの自主規制に戻しますね。

バイナリーの自主規制ワーキンググループが立ち上がったのは、私がIGを辞めた後なので、詳しいことは分かりませんが、

前例を見る限り、当局の強い意向がそこに働いているのは間違いないはずです。

 

どういう風に最終的な自主規制が固まるのかは、まだ分かりませんが、

もうまもなく分かるはずです。

分かり次第、解説記事を書くように頑張りますね。

 

願わくば、IG証券のバイナリーオプションのスキームが変わりませんように。

 

本記事を執筆するのに当たり、

kawaselabさんのブログ(リンク切れ)を参考にさせていただきました。

 

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執筆者紹介

 大学卒業後、投信会社、銀行で為替・金利トレーディングを歴任。

2005年末にFX会社に移り、日本初のバイナリーオプションの導入に携わる。その他、カバー取引、お客様窓口、取引システムの営業、経営戦略、マーケティングなど様々な業務にあたる。雑誌取材やセミナー講師などの経験も多数。

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