ご存知ですか?自己資本規制比率からわかること


自己資本規制比率シリーズもう少しいきますよ。

<過去シリーズはこちら>

高い自己資本規制比率はあまり意味がありません

自己資本規制比率でFX会社の大きさを知る

 

以前にストップ狩りのカラクリを書きました。

自社でディーリングをやっている会社にはストップ狩りの誘惑があるのです。

 

自己資本規制比率の項目の中に自社ディーリングの可能性を示すものがあるってご存知ですか?

 

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またForex Pressの自己資本規制比率のデータを見ていきましょう。

 

C:市場リスク相当額という項目をご覧下さい。

ここで表示されている金額は、FX会社が計算時点で持っていたマーケットリスクの大きさを計算したものになります。

 

マーケットリスクとは何でしょうか?

FX会社の場合、顧客の注文が成立すると自社のポジションになります。

自社ポジションを大きく抱えていると、相場が逆方向に行った際に思わぬ損失が出てしまいますので、

ディーラーが適宜、そのポジションをインターバンクにカバーしに行きます。

 

ここで計算されるマーケットリスクとは、

顧客からの注文から発生したポジションと、カバーした分の差額を表します。

つまり計算時点でFX会社が持っていた為替のポジションになります。

 

ここで0ではないある程度の金額が計算されているということは、

自社ディーリングをやっている可能性が高いです。

 

例えば、サイバーエージェントFXとか外為オンラインは数字が出ていますので、自社ディーリングをやっている可能性が高いといえます

 

ただし、注意が必要です。

0になっているからといって自社ディーリングをやっていないとはいえません。

 

自己資本規制比率はFX会社は毎日計算しているのですが、

毎日の数字は公表する必要がありません。

ウェブサイト等で公表する予定のあるたとえば四半期末には、ディーラーは自社ポジションを最大限カバーしようとします

ロールオーバーの時間帯に取引できない設定をしていれば、

お客さんの注文が飛んでくる恐れなく、ディーラーからすれば安心して100%カバーしきることができますね。

 

そういう数字に意味があるかは微妙ですが、ルール上は問題ないです。

FXオンライン・ジャパンのときは、日本時間の早朝はたとえば100万通貨単位以上の注文は自動的にカバーするような設定にして、自己資本規制比率の計算時にあまりにも過大な数値が出ないように調整していました。

自社ポジションを自己資本比率の計算のためだけに0にするのは意味がないと思っていましたので、やっていませんでしたね。

 

ちなみにIG証券は為替ポジションはグループ会社であるイギリスのIGにフルカバーされているので、

マーケットリスクは保有している外貨預金分くらいに減っています。

 

 

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執筆者紹介

 大学卒業後、投信会社、銀行で為替・金利トレーディングを歴任。

2005年末にFX会社に移り、日本初のバイナリーオプションの導入に携わる。その他、カバー取引、お客様窓口、取引システムの営業、経営戦略、マーケティングなど様々な業務にあたる。雑誌取材やセミナー講師などの経験も多数。

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