FX初心者のためのFX入門:強制ロスカットとは?


非常に嫌な響きのする言葉、「強制ロスカット」・・・今まで一度も強制ロスカットされたことがないという方がいらっしゃいましたら、そのことはすごく自慢できると思います。

今日は、「強制ロスカットとは何か?」「なぜ、強制ロスカットという仕組みが存在するのか?」についてみていきたいと思います。

強制ロスカットとは、FX会社が投資家のポジションを勝手に清算してしまうことです。

あなたが取引の最中であろうが、仕事中であろうが、寝ていようが、ある条件に達してしまったら保有しているポジションが一部、もしくは全部が清算されてしまいます。

FX会社のコールセンターによくある初心者からの問い合わせに「ポジションが勝手に消えちゃったんだけどぉ~」というのがありました。8割がたの回答は、強制決済になってしまったという残念なお知らせになります。証拠金の割にポジションを大きくし過ぎていたり、そもそも相場が全く逆の方向に動いて行ってしまったり。

では、なぜ強制ロスカットいう仕組みがあるのでしょうか?

FX会社は、なぜ強制ロスカットをする必要があるのか?

為替レートは上がるか、下がるかの二者択一しかありません。また100%予想が当たり続ける人もいません。予想が外れたポジションは決済するまで含み損が出ていることになります。含み損は証拠金額から差し引かれ、証拠金有効残高がだんだん減ってくることになります。しかし、含み損の金額は絶対に証拠金額を上回ることはありません。その前にやってくるのが強制ロスカットです。

もし、含み損が証拠金額を上回ってしまうと、ポジションを清算した際に、手元に証拠金が残らず、マイナスになってしまいます。万一そのような状態になってしまうと、FX会社に対してマイナス分を支払う必要が出てきてしまうのです。FX会社のサイドからしてみると、どの口座がマイナスになっているか管理し、実際取り立てる必要があるのですが、ざまざまなコストが発生してしまうことになります。

強制ロスカットが存在する理由、それは以下の通りです。

  1. 投資家が証拠金以上の損失に直面してしまう可能性を減らすため。
  2. FX業者がマイナスの証拠金が大量に抱えてしまい、経営が傾くのを避けるため。
  3. 法律で義務付けられているから。

強制ロスカットされると、非常に悲しいものですが、もし強制ロスカットが無かったら、もっと損が膨らんでいたかもしれないと考えればいいかもしれません。

強制ロスカット手数料に注意

会社によっては、なぜか強制ロスカットに手数料が発生するところがあります。一番有名なのが、GMOクリック証券です。取引手数料0円と書いてある隣に小さく※がついてあり、1万通貨あたり500円も手数料がかかる旨が小さく記載されています。

ビジネスのやり方としては賢いと思いますが、投資家があまり強制ロスカット手数料を知らない気がするので、特に初心者の方は注意が必要です。高島社長は何度かお会いさせていただきましたが、抜け目のない経営者という雰囲気がしました。強制ロスカットは何度も経験してしまうことになると思いますので、FX会社を選ぶ際には、ぜひ強制ロスカットにかかる手数料について確認することをお薦めいたします。


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執筆者紹介

 大学卒業後、投信会社、銀行で為替・金利トレーディングを歴任。

2005年末にFX会社に移り、日本初のバイナリーオプションの導入に携わる。その他、カバー取引、お客様窓口、取引システムの営業、経営戦略、マーケティングなど様々な業務にあたる。雑誌取材やセミナー講師などの経験も多数。

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