FX初心者のためのFX入門:取引サイズについての3つのポイント


FXの取引をする際には、どの通貨ペアを選ぶのか、どれくらいの量を取引するのか、売りなのか買いなのかを決めていかなくてはなりません。取引サイズと証拠金額によって、実質レバレッジが決まってくることになります。

FX会社に勤めていたときには

「ロット数って何?」

「どうやって取引数を決めればいいの?」

「5枚取引したいんだけど、どうすればいいの?」

といったお客様からの問い合わせを数多く受けてきました。

取引量についてFX初心者が押さえるべきポイントが3つがあります。それは次の3つ。

  1. 取引サイズについての言葉を確認する
  2. レートが1銭動いたら、いくら損益が発生するのか把握する
  3. レートが反対方向にいくら動いたら、証拠金が0になってしまうか把握する

取引量についての言葉の確認

なぜ、言葉の確認が必要なのか?取引量の単位として、FXでは「ロット」、「lot」、「枚」などがよく使われます。実は、FX業者によって同じ言葉が違うサイズをあらわしてしまうのです。以下が各FX業者毎の一覧表です。

SBI FXトレード単位なし1通貨単位
DMM FXLot10,000通貨単位
外為オンライン単位なし10,000通貨単位
マネーパートナーズ単位なし10,000通貨単位
FXブロードネット単位なし10,000通貨単位または1,000通貨単位(コースによって異なる)
IGマーケッツ証券Lot100,000通貨単位

たとえば、ふと取引数量に1と入れて取引してみたところ、ある会社は1,000通貨単位、別の会社は100,000通貨単位のことを意味しており、その差は何と100倍もあるのです。取引単位については各社のデモ取引やマニュアル等で必ず確認するようにしてください。

また「枚」という言葉は先物の世界から来た言葉で、ほとんどの場合は10,000通貨単位をあらわします。ただ、この場合も必ず確認してから取引するようにしてください。

もともと外国為替取引では、「本」という言葉が使われてきました。1本とは100万通貨単位のことを表します。ドル円だと1億円相当くらいの量になり、インターバンク市場の取引では基本的に「本」単位で行われています。FXではレバレッジを掛けられるとはいえ、100万通貨単位以上で取引をしてくる人はほんのわずかな人になります。

レートが1銭動いたら、損益がいくら発生するのか?

取引サイズを決める際に注意しなくてはならないのが、そのサイズの損益に与える影響をリアルにイメージすることです。レートが1銭動いたら、そのポジションからいくらの含み損益が発生するのかがぱっと分かりますでしょうか?

まずは対円の通貨ペアが計算しやすいので、やってみましょう。ドル円を10,000ドル買った場合、1銭(=0.01円)円安になったら、いくら損益が発生するのでしょうか。10,000ドルの取引で1円ちょうど動いたら、10,000円の損益が発生することになります。なので、1銭であれば、その100分の1である100円となります。1,000ドルであれば、10円。100,000ドルなら1,000円となります。まずはこの数字を感覚的に自分の中に入れてください。

レートがどこまで動けば、証拠金が0になってしまうのか?

1銭動いたときの損益が分かれば、次はレートがどこまで動けば証拠金がなくなってしまうかが分かります。例えば、証拠金が50,000円、ドル円を85円ちょうどで10,000ドル買っていたとします。このポジションは1銭動くと、100円の含み損益が発生することになります。円高になると、ドル円の買いポジションは損が出ることになります。1円円高になると10,000円の含み損が出ますので、5円円高になると50,000円の含み損。つまり、ドル円が80円ちょうどまで下がると、証拠金額と同じ損失が出てしまうことになります。為替チャート開いてみて、5円動くのはどれくらいの日数がかかりそうかイメージしてください。

ドル円チャート

この原稿を書いている2013年1月2日時点では円安基調が続いています。チャートからこの1ヶ月で約5円動いたことが読み取れます。もし証拠金が50,000円に対して10,000ドルの取引をすると、今の相場状況であれば1ヶ月すると証拠金額が0になるか、うまくいくと倍になることになります。もちろん相場のスピードはどんどん変わりますが、このイメージを持っておくことは大切です。

また、実際には80円まで円高が進行する前に強制ロスカットにより、ポジションが清算されてしまいます。証拠金額は0円以下になることは滅多にありません。

ポジションを複数持っているとこの計算が非常に複雑になります。まずはひとつのポジションからの損益の発生のイメージをリアルに描いてください。


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執筆者紹介

 大学卒業後、投信会社、銀行で為替・金利トレーディングを歴任。

2005年末にFX会社に移り、日本初のバイナリーオプションの導入に携わる。その他、カバー取引、お客様窓口、取引システムの営業、経営戦略、マーケティングなど様々な業務にあたる。雑誌取材やセミナー講師などの経験も多数。

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