IG証券のバイナリーオプション月次取引実績を読み解く


バイナリーオプションの自主規制によって、FXのバイナリーオプションを提供しているすべての会社は投資家の損益状況などを月次で開示することになっています。

バイナリーオプションを日本に初めて導入したIG証券での取引実績を分析してみることで、バイナリーオプションが儲けやすいのかを考えてみましょう。

ちなみに今でもキプロスなどを拠点にする海外のバイナリーオプション提供会社が存在し、日本語のウェブサイトを用意し、日本人を実質的に勧誘していますよね。

彼らは日本の規制を受けないようにしている存在なので、日本の業者とは違い、損益状況などの開示は行っていません。パッと見てもその会社が日本の業者かどうか分からなかったら、まずニュースリリースやお知らせといったページを確認してみてください。そこに投資家の損益状況が見当たらなければ、海外業者ということになります。

ちなみに私は海外業者とFXやバイナリーオプションを取引することは証拠金の安全面や過度の射幸性という面からオススメはしておりません。やるなら、自己責任で。

さて、IG証券で取引している投資家がFXのバイナリーオプションの取引でどれだけ利益を上げたのかを確認してみましょう。

 顧客の支払総額に対する受取総額の割合取引を行った口座数に対する損失が生じた口座数の割合
2013年11月99.1%66.1%
2013年10月98.1%69.2%
2013年9月93.7%73.2%
2013年8月90.2%74.8%

(IG証券のウェブサイトより)

ちょっと言葉がわかりにくいでしょうか。

「顧客の支払総額に対する受取総額の割合」とは、投資家が100投資した時に11月だと99.1が戻ってきたということになります。つまり、IG証券の投資家全体では0.9の損をしたということになります。8月は90.2%だったのがだんだん数値が良くなって、11月は99.1%になっていますね。IG証券で取引している投資家がうまくなったのか、99.1%という数字はIG証券のバイナリーオプションには売り買いのスプレッドがあることを考えると驚異的だと思います。

「取引を行った口座数に対する損失が生じた口座数の割合」は、金額ではなく、損してしまった口座数の割合ということです。100%からこの数値を引くと、逆に利益を上げた口座数の割合が分かります。11月は損した口座数の割合が66.1%ですので、利益を上げた口座数は33.9%ということになります。私がFX会社で勤めていた時の感覚からすると、3分の1以上が利益を上げるというのはすごく多いと思います。普通のFXの取引において、利益を上げる口座数の割合は20%位だったんじゃないかなと思っています。ひょっとしたら皆さんが思うよりも厳しいパーセンテージかもしれませんが、これが現実です。

ちょっと話がそれてしまいましたが、IG証券のバイナリーオプションの投資家は夏から比べてうまく取引できているようです。取引量は開示されていないので、IG証券がバイナリーオプションから充分な利益を出しているのかは分かりませんが、投資家サイドからしてみるとIG証券で慎重に取引すれば、以前よりは儲けやすいのかもしれません。

IG証券のバイナリーオプションは正直言って、初心者にはわかりにくいと思います。ひょっとしたら最初はバイナリーオプションの取引に慣れなくて損失が出てしまったものの、取引システムに慣れてきたので、コツがわかってきた投資家が増えてきたのかもしれませんね。

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執筆者紹介

 大学卒業後、投信会社、銀行で為替・金利トレーディングを歴任。

2005年末にFX会社に移り、日本初のバイナリーオプションの導入に携わる。その他、カバー取引、お客様窓口、取引システムの営業、経営戦略、マーケティングなど様々な業務にあたる。雑誌取材やセミナー講師などの経験も多数。

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